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初代ゲームボーイの液晶ライン抜け修理のこと

初代ゲームボーイレストア第二弾


去る2014年ゴールデンウィークにゲームボーイ誕生25周年を記念して外装のレストア(漂白)をしましたが、その時に次回のチャレンジとして「液晶のライン抜け修理」を挙げていました。というわけで、今回は初代ゲームボーイレストアの第二弾として「初代ゲームボーイの液晶ライン抜け修理」にチャレンジしたいと思います。
今回もインターネット上の偉人の皆様の知恵をお借りしております。ありがとうございます。


ライン抜けの原因と解決方法


簡単に説明するとケーブルの接触不良なわけですが、ゲームボーイではこのケーブル内に熱可塑性樹脂という熱でやわらかくなる素材が使われているということで、接触が切れている部分を温めて再度接触するようにしてやればOKということになります。
詳しくは今回参考にさせていただいた以下のページをご覧ください。

たろう君のガラクタ部屋 - 資料室 - ゲームボーイの液晶修理

準備したもの


  • 液晶ライン抜けをおこしたゲームボーイ
  • ドライバー(分解に使用。プラス、Y字)
  • 半田ごて
  • ピンセット
  • アルミホイル(適量)

作業前にちょっとだけ準備を


アルミホイルとピンセット

アルミホイルをピンセットでつまむ

上記の「準備したもの」の最後にあるアルミホイルですが、これは熱の分散のために使います。ケーブルに熱を加えるにあたって、直接半田ごてを当ててしまうと溶けてしまいますので、アルミホイルを鉄片状にたたんだものを熱して押し当てることにしました。そんなに量はなくていいので、押し当てるところを作るのとピンセットで持ちやすければOKとしました。


いざ作業開始!


まずは分解です。初代ゲームボーイの分解については過去のエントリー「初代ゲームボーイの外装レストアのこと」に詳しく書いていますので、こちらを参考にしてみてください。今回は外装Y字ネジを外して、本体表側(液晶側)の基盤プラスネジを外して液晶部分を露出するところまでで作業可能になります。

さて今回の方法ですが、正直なところどう接触が回復するかわかりませんので、電源を入れてコントラストを最大にした状態で抜け、接触をチェックしながらという方法をとることにしました。通電した状態で行う作業になりますので、ショートなどトラブルには十分に気をつける必要があります。

温めた半田ごてで、液晶下のゴムテープの下あたりをアルミホイル越しに温めてやりますと、おお、確かに接触に変化が! これで温めながら圧をかけてやればよさそうです。ライン抜け部分の下あたりを温めてやれば、だいたい反応しますので、様子を見ながら温め+転圧を繰り返します。
今回は試験的に動画を撮ってみました。両手を使っているので定点で見づらいですがご容赦ください。あ、あと液晶に映るモジャモジャ頭についてもご容赦ください。



作業前

ケーブルのゴム部の下を温めます

作業完了

作業完了


修理前後の様子をスーパーマリオランドのタイトル画面で


修理前(左右に大きく抜け有り)

修理前(左右に大きく抜け有り)

修理後

修理後


よみがえるゲームボーイ


液晶が正しく表示されるようになったら、組み戻して作業完了です。
前回の作業と合わせて外装と液晶の2点が修理できれば、初代ゲームボーイの問題点は大きくクリアできたと言ってよいと思います。必要であればボタンゴムの交換をするなどありますが、このあたりは状態とお好みに応じてということで。
とりあえず初代ゲームボーイ復活はここまでということにしますが、上を見だすとバックライト化やプロサウンド化という道もありまして、なんというかまだまだ楽しめるなといった感じです。

〜本エントリーの注意点〜

このエントリーはゲームボーイの液晶修理を推奨するものではありません。ゲームボーイの分解および内部部品への加工は故障、事故などの原因となる危険を伴う場合があります。作業にあたっては十分な注意の上、作業者自身の責任で行ってください。

2014年10月20日追記

なんだかんだで、結局バックライト化にチャレンジしました。




2015年8月16日追記


液晶下部のゴム部分を取り除いて行う方法について試してみました。



tee-suzuki

80年代からアーケードゲームに親しみ、主にアクション、シューティングを好みます。

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