まさかのリベンジ!? ネオジオポケットカラーの外部フロントライト化のこと

ネオジオポケットカラー本体

バックライト全盛の今ではやっぱり暗い……

今をさかのぼること2ヶ月半前、ネオジオポケットカラーにゲームボーイアドバンスSPのフロントライトを移植しようとして失敗し、悲しく残ったジャンクSPとかろうじて生き残ったネオジオポケット。
まだまだ未熟な己を責めつつ、現代基準ではしょんぼり暗い画面に舞い戻ったのでした。
しかし、今回我ながらどうかと思うほどにプリミティブな方法で、フロントライト化に再チャレンジしてみることにしました。


まずは前回のエントリから。この失敗からどうやってリカバリーしようかと。



内部がダメなら外部フロントライトでどうだ!


ライトボーイ、ワイドボーイ外箱

今回のアイデアはライトボーイから

もともとフロントライトというのは、文字通り液晶の前側からライトで照らすことで液晶を見やすくするもの。ということは、筐体内部ではなくて外部からだったら本体は無加工で実現できるのではないか、と考えました。
そう、往年のゲームボーイ周辺機器、ライトボーイの発想です。
と、いうわけで、今回も主にダイソーさんのグッズを使ってチャレンジです。


用意したもの


  • ネオジオポケットカラー本体
  • 携帯電話クリップ
  • USB充電バッテリーBOX
  • USB接続式LEDライト
  • 結束バンド

携帯電話クリップ

携帯電話クリップ

USB充電バッテリーBOX

USB充電バッテリーBOX

USB接続式LEDライト

USB接続式LEDライト


今回の工程


用意したものでだいたい想像がついてしまうと思いますが、今回の工程は以下の通りです。

  1. 携帯電話クリップとUSB充電バッテリーBOXを結束バンドで固定
  2. ネオジオポケットカラー本体を携帯電話クリップで固定
  3. USB充電バッテリーBOXにUSB接続式LEDライトを接続
  4. あ、明るい!

きっかけは携帯電話クリップ


今回の工作は前回の失敗から「いかに低レベルな技術で最大の効果を得るか」をコンセプトにしておりまして、外部にライトを固定するにはどうしたらいいかということを考えていました。そこで見つけたのが、昨年くらいから流行した自撮り棒、の先につける携帯電話を固定するパーツです。
たまたま寄ったダイソーさんで見つけたこのパーツ、5.5cmから8cmまで対応ということで、8cmあればギリギリネオジオポケットカラーもいける! ということで、一気に具体的なイメージになりました。
なお、今回の場合は初期型の本体を使用しています。後期型だと少しサイズが違うようですが、基本的には小型化されているのでほぼ問題はないかと思います。


あっという間に接続・完成!


と、いうわけで正直今回は説明するほどのことはありませんので、いくつかの注意点を。

まず携帯電話クリップですが、もし店頭に無い場合には、同じくダイソーさんで300円商品として売られている自撮り棒(正式には「スマホモノポッド」といいます)に同じ部品が使われていますので、ここから拝借するという手もあります。というか、私は先にこちらを見つけて買ってしまい、後でクリップだけ100円で売られているお店を見つけてしまったというわけでして。せっかくなので、自撮り棒は本来の用途として使っています。


クリップを装着した本体裏側

まずクリップの装着テストから

電池BOXと携帯電話クリップ

電池BOXを固定

加工後の裏面

完成品を裏面から

この携帯電話クリップは5.5cm〜8cmに対応、とありますが、バネで伸縮するクリップ部分結構な硬さでして、クリップが直接触れる部分には申し訳程度にゴムが貼ってあるものの、傷つきなどが気になる場合にはもう少しだけ保護材を貼りたしてやるとよいでしょう。

携帯電話クリップとUSB充電バッテリーBOXの固定は、今回は結束バンドで行っています。電池ぶたの面を外側にしてグルーガンなどで固定することも考えましたが、今後パーツをバラしても再利用できるように結束バンドでの固定としました。


侮れない! 外部フロントライトの明るさ


と、工程とも言えないほど簡単な工程を経て、着脱式USB電源とも言えるものが完成しました。あとはUSB接続のLEDライトを点灯することで明るい画面が得られる、はず。

実際に使ってみたところ、光量は十分です。ライトボーイ時代には考えられないほどの明るさで、見た目は不恰好ながらも十分使用に耐える、というか数分使っただけでもうこれ無しには戻りたくない、というほどの気持ちになってしまいました。外部フロントライト、侮れません。


完成品全景

LEDの光量は十分!

完成品本体アップ

LED位置の調整も簡単です

誰でも簡単・安価に明るい画面で遊べるこの方法、見た目こそ今ひとつですが「本体を改造してのフロントライト化は難しそうで……」という方には是非おすすめしたいです。
それではまた。



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