磨いてキレイに! ファミコンカセットクリーニングのこと

バンゲリングベイとセクロス

ひまに任せてピカピカに!

普段ハードオフさんのジャンク箱をのぞくことが楽しみの一つなんですが、その延長で、買ってきたものをピカピカに磨くというのが趣味でもあります。
これまではメンテナンスも兼ねて、ゲームボーイやニンテンドーDSliteなどを磨いていましたが、そう言えばこれもキレイにできるな〜、と思い立ち、ファミコンのカセットを磨いてみました。

令和の今となっては、ファミコンカセットも相当古いもので、小傷や汚れもまぁまぁ厳しいものも多いです。
今回は無水エタノールとプラスチック用コンパウンドでキレイにしていきます。


無水エタノールで汚れ取り


無水エタノール

各種メンテに1本持っておくと便利な無水エタノール

まずは全体の汚れを無水エタノールで拭き取り。ティッシュなどに少し含ませてサッと拭き取るだけでも意外なほど汚れが取れます。細かな段差部分は爪楊枝などを絡ませて拭き取るのもおすすめです。
ついでに綿棒にも無水エタノールを含ませて、端子部分の清掃もしちゃいましょう。


コンパウンドを使った磨き


コンパウンドの量は綿棒の先に少しくらいです

このくらいの量で大丈夫です(量の参考に施工後に撮影しました)

今回はプラスチック用のコンパウンドを用意しました。これを少量ウエスに取って、傷やくすみが気になる部分を磨いていきます。
明らかに気になる部分を磨いたら、軽く全体を磨きます。カセットの状態によっては、この時点で「おっ⁉︎」と声が出るくらいキレイになっていくのがわかります。


バフがけで仕上げ


ミニルーターとコンパウンド

プロクソンのミニルーターに純毛バフをつけたもので仕上げ

正直なところ、ここまでする必要があるかと言われれば答えに迷うところではあるのですが、今回は手元に機材があったのでバフがけまでしてみました。
ミニルーターに純毛バフをつけたもので磨いていく作業になります。今回使用したのはプロクソン MM100ですが、ミニルーター自体は工具コーナーが充実しているダイソーさんなら置いてありますので、試しに使ってみるならそういったものでもよいかと思います。

ごく薄く塗った、というか磨きでの拭き残しくらいでいい量のコンパウンドをのせた状態で、ルーターを使ってバフがけをしていきます。
バフがけ時には、コンパウンドが飛び散る可能性があるので注意しましょう。
また、ルーターのスピードは遅めにしておくことで熱による変質をおさえつつ、長時間の連続稼働を避けて作業します。ルータによっては連続稼働時間が決まっているものもあるので注意が必要です。


仕上がりはこんな感じ!


というわけで、実際の仕上がりはこんな感じです。
写真なのでわかりにくいところもありますが、実物はピッカピカに光っています!


セクロス(施工前)

セクロス(施工前)

セクロス(施工後)

セクロス(施工後)

バンゲリングベイ(施工前)

バンゲリングベイ(施工前)

バンゲリングベイ(施工後)

バンゲリングベイ(施工後)


磨けないタイプもあります


ロックマン2のカセット表面

こういうザラっとした触感のカセットは磨けません

今回はカセット表面が平らなものを磨いてみましたが、ファミコンカセットにはいろいろなタイプがあるため、今回の方法が向かないものもあります。写真のロックマン2のようにザラッとしたものはコンパウンドを使った磨きには不向きですのでご注意ください。


ピカピカにリフレッシュして、飾っても楽しい!


ファミコン現役世代の方であれば、真新しくピカピカに光ったカセットを覚えている方も多いかと思いますが、今やそれも記憶の奥の方。たまにはこんな感じで磨いて輝きを取り戻してみるのもいいのではないでしょうか。
綺麗にした後は、遊ぶのはもちろん、ちょっとしたインテリアのように飾ってみてもいいかもしれませんよ。

それではまた。










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