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比べてみました ニンテンドークラシックミニとその他のコントローラーのこと

クラシックミニ、初代、ニューファミコンの各コントローラ

上からクラシックミニ、初代、ニューファミコンの各コントローラ

以前速報的に「ニンテンドークラシックミニのコントローラーは意外に使える」というお話を書いたわけですが(ニンテンドークラシックミニのサイズ感とコントローラーのこと)、正直なところ自分自身も実際に使ってみるまでは「いや、この小ささは厳しいだろう」と思っていました。
未だネット上では「コントローラーは普通サイズがいい」「小さすぎる」という声が多く見られるようですが、では、実際なぜ自分は「使える(許せる)」と感じたのか、自分なりに考えてみました。


なぜあのコントローラーサイズになったのか?


そもそも、小さいと言われることは任天堂側も十分想定していたと考えられるのに、ニンテンドークラシックミニのコントローラーはなぜあのサイズになったのでしょうか。

デザインの制約


約60%へのサイズダウン(公式サイトより引用)

約60%へのサイズダウン(公式サイトより引用)

大きな理由として、ファミコンそのものをサイズダウンするというデザインになっており、60%に縮小された筐体に対し、コントローラーだけはそのまま、という形は成立しなかったということが挙げられます。
そして、ファミコンのデザインを踏襲することでコントローラーの付け替えができなかったことも一因として挙げられるのではないでしょうか。別のエントリでも書きましたが、ファミコンとNES(海外版ファミコン)ではデザインが大きく違い、ニンテンドークラシックミニの海外版であるNES Classic Editionでは、前面コネクタにフルサイズのコントローラーを接続できます。これに対し、ファミコンは本体側面にコントローラーを収納する仕様上、この部分を無視することができなかったと思われます。


NES Classic Edition外観(公式サイトより引用)

NES Classic Edition外観(公式サイトより引用)


なぜあのコントローラーサイズでGOが出たのか?

主にデザインの制約であのコントローラーになったとして、ではなぜGOサインが出たのでしょうか。ごく個人的に2つの仮説を立ててみました。

仮説1. そもそも観賞用であり、プレイフィールは考慮していない

2016年という時代背景でファミコンを復刻するにあたり、ニンテンドークラシックミニは懐かしさの「ちょっとプレイ」や、なんとなくテレビの横に置いておいてカワイイ、という存在理由から、長時間の快適なプレイフィール自体を犠牲にしても良いという考えで、60%へのサイズダウンを許容した。

仮説2. 任天堂的にはあのサイズでもOKという認識

ファミコン自体のデザインを尊重した上で、60%へのサイズダウンは必要なものとしつつ、それでもプレイは十分可能と判断して許容した。

私自身のプレイ体験から、これは仮説2.が近いのではないかと感じました。
あくまで主観ではありますが、他のコントローラと比較して考えてみたいと思います。

コントローラのボタン距離から見る使い勝手

コントローラの使いやすさを判断するポイントはいくつもありますが、今回はコントローラ両端からボタンまでの距離を考えてみました。
もっともサイズ的に近いと思われるゲームボーイミクロと比較しても、まだクラシックミニの方が小さいという状況なのですが、ホールドの仕方としては近い形に落ち着きます。そして、左端から十字中心までの距離は双方14mm、右端からAボタンへの距離はクラシックミニ10mmに対してミクロ7.5mm。ホールドさえできていれば、クラシックミニの方が押しやすい位置にあると言えます。
また、オリジナルである初代ファミコンのコントローラの十字・ABボタンの両端からの距離が各18.5mmなのに対しクラシックミニが十字14mm、ABボタン10mmであるのは、必ずしも60%へのサイズダウンにあたらず、調整を重ねた上でのサイズだったのかなとも思うのです。


クラシックミニを持ってみたところ

クラシックミニを持ってみる

ゲームボーイミクロを持ってみたところ

ゲームボーイミクロを持ってみる

参考:各種ファミコン+ゲームボーイミクロのサイズ比較

各種ファミコン+ゲームボーイミクロの両端からボタンまでの距離比較です。100均ホビーノギスかつざっくり寸法ですので、おおらかな目で見ていただければと思います。


クラシックミニ十字ボタン

クラシックミニ十字ボタン:14mm

クラシックミニ十字ボタン

クラシックミニABボタン:10mm

初代ファミコン十字ボタン

初代ファミコン十字ボタン:18.5mm

初代ファミコンABボタン

初代ファミコンABボタン:18.5mm

ニューファミコン十字ボタン

ニューファミコン十字ボタン:27.5mm

ニューファミコンABボタン:21mm

ゲームボーイミクロ十字ボタン

ゲームボーイミクロ十字ボタン:14mm

ゲームボーイミクロABボタン

ゲームボーイミクロABボタン:7.5mm

ファミコンより「あのコントローラ」の感覚が染み付いている?


公式サイトでのコントローラの持ち方

公式サイトでのコントローラの持ち方(公式サイトより引用)

コントローラの持ち方自体は公式サイトの写真でも自分と近い形になっており、メーカー側でも概ねこの持ち方になるであろう事を想定しているようです。
もちろんプレイヤーそれぞれの感覚は違いますので、私が一方的に「使える」という意見を押しつけるのもよくないのですが、一つ言えるのはプレイステーション2が出た2000年から見たとしても15年以上、家庭用ゲーム機のスタンダードなコントローラはあの「プレイステーションコントローラ」であることは間違いなく、仮にクラシックミニのコントローラが初代並みのサイズであったとしても、プレステコントローラにアジャストされたプレイヤーにとっては多かれ少なかれ「使いにくい」という感想はあったのではないかと思います。

プレイステーションコントローラとはまた違った感覚でのプレイになりますが、最初の違和感はある程度の時間をプレイする事で馴染むと思いますので、とにかく楽しんで遊んでみるのが不安・不満解消への近道かもしれませんね。

1点気にしておいた方がよいこととしては、コントローラのケーブル長が「約80cm」であること。プレイ環境にもよりますが、PS2までの比較的長めのコントローラや今時の無線コントローラのようには扱えないので、長めのHDMIケーブルを用意するなどしてできるだけ手元に本体が来るようにセッティングした方がよいでしょう。付属のHDMIケーブルは約1.5mですので、TVから近めでのプレイを想定しているように感じました。


みんなでワイワイ遊びたいクラシックミニ


ごく個人的には自室に初代ファミコンが現役で接続されているので、クラシックミニの出番はそれほどあるわけではないのですが、やっぱり「なつかしい!」と喜んでくれる方と気軽に遊べるところが魅力です。
パーティ感覚で楽しむもよし、昔楽しんだタイトルにもう一度向き合うもよし、気軽に手にとってみんなと遊びたい。そんなニンテンドークラシックミニです。
それではまた。

ニンテンドークラシックミニ ファミリーコンピュータ
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おまけ


以前「余談・プレステコントローラーに思う」としてコントローラと順応性について少し書いていますので、よろしかったらこちらもご覧くださいね。


"プレイステーション"コントローラー型イヤホンジャックマスコット2スケルトンver.のこと


tee-suzuki

80年代からアーケードゲームに親しみ、主にアクション、シューティングを好みます。

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